よいスコアを取るために 勉強するには Accounting Diary 公式ホームページ
経理財務スキル検定とは、経済産業省が作成した「経理・財務サービス・スキルスタンダード」に基づいて、受験者の能力を評価する試験です。
具体的には、経理・財務部門の業務手順(プロセス)をフローチャートで表示するとともに、各業務に求められるスキルを機能別・網羅的に整理した「スキルスタンダード」を元に、経理・財務の能力が客観的に測定される検定試験です。
Finance & Accounting Skill Standardから、"FASS(ファス)"とも呼ばれています。
日商簿記検定試験などに比べて、より経理実務に即した試験といえます。
基本的には、経理・財務部門の定型的実務に従事されている方、これから経理・財務部門に従事しようとしている方を対象としています。
平成17年に実施された第一回試験では1,600名ほど受験し、会長・社長から、役員、部長、課長・係長、一般社員あるいは派遣社員と幅広い方が受験されています。
また直接経理・財務といった仕事をしていなくても、経理・財務の業務知識を必要とするシステム関連のSE・コンサルタントの方なども、自分のスキルアップに勉強してみることをオススメします。
経理実務についての知識を問う試験というのはあまりありませんので、自分のスキルを客観的に評価できる点で利用価値のある試験です。また、その客観的な評価を利用して、人事考課に反映させたり、転職時のアピールポイントにするといった利用の仕方が考えられます。
なお、経理ないし財務の担当者としては、仕事上企業の経理・財務業務の一部分しか担当できませんが、この試験の勉強をすることで全体を体系的に理解することができます。
まだ始まったばかりの試験ですが、社会的な認知度はこれからますます高まっていくことが期待されます。
経理・財務部門の定型的実務に生かすことができます。具体的にはたとえば、売掛金管理・経費管理・予算管理といった経理業務や現預金の出納管理・受取手形管理・資金管理といった財務業務に生かすことができます。
また、課長・部長あるいは取締役といった立場の方にとっては、これまで自分が経験していない業務について、必要な知識を得ることで、管理者としての仕事に生かすことができます。
昨年実施された第一回試験のアンケート結果によると、年収と平均得点には相関関係が認められています。
年収 |
平均得点 |
| 800万円超 | :658点 |
| 600〜800万円 | :623点 |
| 400〜600万円 | :606点 |
| 400万円以下 | :538点 |
平成17年から始まった試験制度であり、具体的にこれを元に転職したという方がどれだけいるかわかりませんが、今後は経理・財務担当者が転職する際に、このスキル・スタンダードのスコアを参考にするという状況になるかもしれません。
この試験は、「経理・財務サービス・スキルスタンダード」に準拠した実務検定として約60社に上る企業の経理・財務幹部が集まって作り上げたものです。試験の分析結果では、現場での実務評価と相関関係が高いとの結果もでており、現状の実務スキルの診断や今後の社内教育についての有効な試験として、多くの企業が注目し応援しています。
| 正式名称 | 経理・財務スキル検定 |
| 種類 | 民間資格 |
| 受験資格 | 特にありません。 |
| 受験者数 | 約4,000人(平成19年.11月〜12月開催) |
| 合格者数 | スコア方式のため合格・不合格はありません。 |
| 合格率 | - |
| 判定基準 | 獲得した点数によってレベルが5段階に分かれます。 レベルA 689点〜 経理・財務分野について、業務全体を正確に理解し、自信をもって経理・財務部門の業務を遂行できるスキルをもっている。 レベルB 641点〜688点 経理・財務分野のほとんどの業務を理解し、業務を遂行できるスキルをもっている。分野によって、知識の正確さに個人差があるものの、業務を妨げるようなことはなく、適切に対応できるスキルをもっている。 レベルC 640点〜561点 経理・財務分野について、日常の業務を行うための基本的なスキルが身についているが、自己の経験以外の業務への対応力について差が見られる。日常の業務であれば、業務を理解して、支障なく対応できるスキルをもっている。 レベルD 560点〜441点 分野によって、知識の正確性に差があり、不十分な部分が多いが、支援を受けながら、最低限の業務を行うスキルをもっている。 レベルE 〜440点 経理・財務分野について、部分的にしか理解できていない。今後の努力を期待する。 |
| 試験科目 | 範囲 経理・財務業務の中から非定型業務を除き標準化された定型業務が出題範囲です。したがって、「経理・財務サービス・スキルスタンダード」で標準化していない非定型の業務は対象外とされています。 分野 資産分野、決算分野、税務分野、資金分野 |
| 試験時間 | 90分(午前9:00〜午後7:00ですが、会場によって時間が異なる場合があります ) |
| 試験形態 | 全国にある試験センターでコンピューターでの受験となります。全100問の択一問題です。 |
| 試験日 | 年2回実施(5月中旬〜6月中旬及び11月中旬〜12月中旬)であり、試験は実施期間内のいつでも受験することができます。 (2008年4月1日(火)から毎日受験できます。) |
| 申込期間 | 2008年3月5日(水)から毎日申込できるようになりました。 予約登録日から60日目までの日程が予約可能です。 |
| 申込方法 | すべてWebからのみの申し込みとなります。 |
| 試験会場 | 全国 |
| 受験料 (税込) |
10,500円(団体申込は割引があります) |
| その他 | 「税務通信」「経営財務」の購読者には割引という制度があります。(8,400円。なお一括申し込みの場合さらに割引あり) 試験は、全国にある試験センターでコンピュータを利用したものです。さらに、一ヶ月間ある試験期間内であればいつでも受験できますので、自分の都合のよい日を試験日に設定できるという他にはないメリットがあります。 インターネットで受験予約ができます。 「経理財務サービス・スキルスタンダード」自体を確認することができます。 詳しくはこちら |
| 資産分野 | 売掛債権管理、買掛債務管理、在庫管理、固定資産管理、ソフトウェア管理 |
| 決算分野 | 月次業務管理、単体決算業務、連結決算業務、外部開示業務 |
| 税務分野 | 税効果計算業務、消費税申告業務、法人税申告業務、連結納税申告業務、税務調査対応 |
| 資金分野 | 現金出納管理、手形管理、有価証券管理、債務保証管理、貸付金管理、借入金管理、社債管理、デリバティブ取引管理、外貨建取引管理、資金管理 |
まずは、教科書として基本テキストを購入しましょう。実務での経験を踏まえこの本で勉強することとなりますが、この試験は範囲が広く、すべてを実務上経験することはほとんどないでしょうから、自ずと限界があります。そこでこの本だけで不安という人は、セミナー・通信講座等が用意されていますので、そちらを利用するといいでしょう。
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